2002年12月より多くの皆様より講演を考えたいからホームページを見たいと温かいお声を頂くなかで私の思いをご紹介させて頂きます。時々ご覧頂けましたら幸いです。

-2004年 5月分メッセージ-

家庭崩壊の根を考える

  青少年の犯罪は、年々増え続けています。不登校も引きこもりも増えています。豊かな日本がなぜと思うことがあります。
社会が悪いと言う人がいますが、本当にそうでしょうか?人間の一番の基本は家庭の中が出発であります。私の時代は「人づくりは国づくりである」と国は家庭の基本を訴えていました。
ところが、ある時期(今から30年前頃から)政府は、欧米に追いつけ追い越せと言うようになり、次々に外国の子育て論が入るようになりました。
当時は、エポック博士の育児書は大ブームでした。結婚する、妊娠したと聞けば、誰もがお祝いにその本を送ったものです。アメリカ・イギリス・ドイツの幼児教育は、洪水のように入りテレビでも毎日のように取り上げ、早期教育がいい、3歳までに脳が開くと報道され、多くの親は迷い焦り、子育てに何が正しいのかもわからなくなったのでしょう。
ハーバード大学のある小児精神科医の文章に、脳の70パーセントは3歳までに形成されるとする説に疑問を感じ、3歳の脳の重さは成人の75パーセントに達しているのは事実だが、それは重さだけの話である…と訴えています。早期教育をビジネス化するために、データをねじ曲げたのだろうか、信じ込んで必死にやった親を気の毒に思います。
人間としての基本を教えることもなく、ただ意味もなく詰め込まれた子どもたちが、何をしていいのか、わからなくなっている状態が子どもたちのさまざまな問題だと思うのです。
詰め込まれた子どもたちの心はむしばまれています。
一時より幼児教育の熱は冷めた感もありますが、家庭の基本がわからなくなっています。
人間にするための目的は何かを考えて見ることも大切でしょう。来月に続きます。

2004年5月 内田玲子


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