多くの皆様より講演を考えたいからホームページを見たいと温かいお声を頂くなかで私の思いをご紹介させて頂きます。時々ご覧頂けましたら幸いです。

-2007年 11月分メッセージ-

親殺しの事件に学ぶ

 先日のニュースで、「神奈川県小田原市千代で、35歳のひきこもりの長男が、62歳の母親と24歳の次男を殺害した」と報道された事件がありました。

 私の家の近くで、お母さんとはよく話をしました。
 長男が、5年生になった時に次男が生まれました。お母さんは、次男に付ききりで、長男が「お母さん、お母さん」と求めても、「うるさい、今赤ちゃんのおむつをかえているでしょ、もう5年生でしょ」等と、はじき飛ばし受け入れなかったそうです。
 この事は当時殺されたお母さんが、私にも話していました。殺人をした長男は、5年生で受け入れてもらえなかった淋しさが、不登校になり6年生は2日しか行かなかった。
 中学も不登校、そして35歳までひきこもり、エネルギーが爆発しました。「何を言っても受け入れてくれなかったにくいお母さんと、おれをこんなにしたにくい弟を殺した」と報道されていました。
 出発は、家の中です。殺害された近くの方(80歳のおじいちゃん)が畑に来られ、「川口さん大変でしたネ」と言うと、一言「母ちゃんが悪いよ。母ちゃんが…」と。

 偉い方が答えを持っているのではないのです。誰でもいつでも、どこでも分かることが本物です。
 生活の中に答えがあるのです。

不登校も、殺人も、非行も、ひきこもりも、原点は「淋しさ」です。
なぜ複雑にするのでしょう。
シンプルでよいのです。

 この原点も分からず、子ども達にいろいろなことをギュギュ詰めにするから、子ども達のストレスが、友達を死に追いやるまでいじめたりするのです。いじめで自殺者が出ると立派な理論でいろいろ言っていますが、不登校になるとすぐ学校を責め、担任を責め、ノイローゼになるまで、追い詰めている例も講演に行くたびに聞きます。
 本当にそうでしょうか?
 家の中で親の生活をコピーしただけです。親が受け入れない限り一流の心理学者についても答えはでないでしょう。

2007年11月 内田玲子

今月のメッセージへ戻る

---All Rights Reserved, Copyright (C) 2002 REIKO UCHIDA OFFICE---
当サイトに掲載されている全ての内容(文書、画像等)の転載、使用を一切禁じます
-内田玲子 事務所-