幼児期の親のかかわり方
ドイツの教育家 フレーベルの名言に
「子供は、五才までに、
その生涯に学ぶべき事を学び終る」
とあります。
この時期に、人生にとって必要な、生きる力となる基確・基本を教える事を優先するか、あるいは、子育てを学問化して小さい時から早期教育をして、ギュッギュッ詰めにするとか。この時から、別れ道になるでしょう。
「三つ子の魂 百までも」という、ことわざにもあるように、三才までに人間の生きる力となる、基本を教えられる子は、幸せの道に入るでしょう。
データをねじ曲げ、三才までに脳が開く早期教育は、早い方がよいと報道されていました。
親は焦る心で、まだ小さな幼な子を親の思いで、ギュッギュッ詰めにしていました。
ある臨床心理士は、「臨床の現場で会う子供のなかには、幼いころから、あまりにも多くを教え込まれ、問題をかかえた子供がいる」と警告しています。
二才・三才は親が、びっくりするほど覚えて行きます。
私は、我が子がどんどん覚えて行く時、早期教育したら伸びるのではないかしらと思った事もあります。
情報のたれ流しに流されるか、人間として生きる力をつけるために、基本を優先するかによって、人格が出来上がっていくでしょう。
一才には、一才の器しかないのです。
生まれて365日の中で、お母さんが笑えば、赤ちゃんもニッコリします。
お母さんが、ブスッとしていると、赤ちやんは無反応になります。
心が育つ大切な時に、早期教育でギュッギュッ詰めにすれば、思春期になって、やる気のない子になっても、しかたのない事でしょう。
親が育てたように育っているのです。
人生はブーメラン、やった程度の事が戻って来ます。
たった一つ救いはあります。
「親が自分を認めた時に、子供はおちつきます」
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