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-2006年 9月分メッセージ-

めんどくさい

 全国どの県の園に行きましても次のような事をよく耳にします。
 お母さんに、お願いするとすぐ『めんどくさい』と言うんですよ。
 園児が、「お腹が空いた」と言うので、お母さんに「朝ごはん食べさせてくださいね」と言えば、『めんどくさい』夏になっても長袖を着ていつも汗をかいているので、「暑いので汗臭いですから、半袖にしてにしてやってくださいませんか」と言うと、『めんどくさい』園児が、「ママがお風呂に入れてくれない」と訴えるので「体が少し臭いますし、お風呂に入れてやって下さい」と言うと『めんどくさい・忙しい』と言うそうです。「赤ちゃんのおしめを変えるとお尻が赤くなってただれていますので、お風呂に入れて下さいね」と言うと、「『めんどくさい』家の中のことで口出しするな」と反発をするそうです。自分の言いたいことは言うがちょっとでも注意すると受け入れないと言われます。
 人間は生まれたときは純白で平等です。親が生活の中で生きる力を付けてやるか、『めんどくさい』と、ほったらかしにするかで大きく差が付くでしょう。
 新一年生に上がる前は、子供は大人の歯に生え変わります。この時までに、人間としての基本である善悪を教えれば、問題は起きないでしょう。子供に善悪を教えず、そして、小さいときから色々なことをギュッギュ詰めにすれば、子供の生きる力は付かないでしょう。
 めんどくさいとか、親の気分で色々やらせても、親の満足だけでしょう。子供はどうしてよいか分からないから、ピーピー泣いたりゲボゲボ戻したりして、親にSOSを送っているのです。
 あるお母さんから、「子供は一流大学目指していたが、ある時期から引きこもりになり23歳の長男ですが午前中ボーっとお風呂にはいったままで困っている」と言われ、「小さい頃からギュギュ詰めにしてきたでしょ」と聞くと、小さいときから嫌がらなかったので良いと思い色々させた」と言われました。
 「子育てはブーメラン。親がやった程度のことが戻ってくるのですよ」反省するまで認めるまで心が満たされてないのです。幼児期にどのようにかかわったかが答えになります。生活の中に答えがあります。

2006年9月 内田玲子

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